温泉療法によるアトピー治療とは

 

温泉療法によるアトピー治療が注目されてきていますが、温泉療法自体はご存知のように古くからあるもので、傷、疾病などを治療する医学的見解に基づいている医療法です。

 

温泉療養とは医学的な指導を得て疾病や傷を治療しながら休養することで、湯治とは温泉に通って疾病や傷を平癒することです。

 

温泉療法には物理的作用、自律神経の正常化作用、化学的作用があり、特に自律神経の正常化作用では、鎮静させる副交感神経に強く働きかけることからリラックス効果があり、ストレス解消には大変役立ちます。

 

更に化学的作用では、温泉の成分である二酸化炭素、石膏、食塩、硫黄、アルミニウム、微量の放射能などが医学的に作用して効果を得られるとされており、「効能」という言葉はここで使われています。

 

効能として謳われている症状としては痔疾、胃腸病、リウマチ、腰痛、神経痛、高血圧症、火傷などの外傷、骨折、精神疾患などがありますが、最近ではこれにアトピー症が加わっているのが注目点です。

 

ただ、どの温泉でもアトピー改善に効くということではないようで、実際の体験者からの口コミなどを参考にしたり、かかりつけの医師とも相談した方がいいかもしれません。人によってはストレスの解消だけでも症状が改善されたということもあるようです。